「この見積もり、本当に安いの?」
― そう思ったことはありませんか?
屋根塗装の“最安値”には、実は見えないトリックがあります。
元塗料メーカーの筆者が、安すぎる見積もりの正体と、適正価格を見抜く方法を徹底解説します。
屋根塗装の見積もり、なぜここまで価格差があるのか?
同じ「屋根塗装」でも、見積もりによって20〜50万円以上の差が出ることがあります。
これは単純な“値引き競争”ではなく、工程・塗布量・塗料品質の違いによるものです。
格安業者は「費用を安く見せる」ために、
- 下塗りを省略
- 塗布量を半分に減らす
- 安価な塗料に差し替える
といった手法を使うことがあります。
これでは、見た目はきれいでも3年で剥がれる“安物施工”になるリスクがあります。
屋根塗装の適正価格相場(30坪目安)
| 塗料グレード | 平均費用 | 耐用年数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アクリル系 | 40〜50万円 | 5〜7年 | 初期費用が安いが短命 |
| シリコン系 | 55〜70万円 | 10〜12年 | コスパ重視なら最適 |
| フッ素系 | 75〜90万円 | 15〜20年 | 長寿命・ツヤ持ち良好 |
| 無機系 | 90〜110万円 | 20〜25年 | 汚れ・紫外線に最強 |
| 遮熱無機系 | 95〜120万円 | 20年以上 | 夏の電気代削減に貢献 |
「最安値見積もり」で起こる典型的な3つのトラブル
① 工程の省略(特に下塗り)
下塗りを省略すると、塗膜の密着力が低下し、数年で剥がれます。
※見積書に「下塗り:1回」と明記されていなければ要注意。
② 塗布量の不足
メーカーが定める塗布量(例:0.12〜0.15kg/㎡)を守らないと、
紫外線・熱での劣化が早まり、耐久年数が半分に。
③ 塗料のすり替え
見積書に製品名やメーカー名が書かれていないケースは危険。
たとえば「高耐久塗料」とだけ書いてある場合、アクリル系を使われることも。
適正見積もりの見抜き方【チェックリスト】
| チェック項目 | 内容 | OKライン |
|---|---|---|
| 塗料名 | メーカー・商品名が明記 | 日本ペイント、関西ペイントなど |
| 塗布量 | 数値で記載 | 0.12〜0.15kg/㎡ |
| 工程 | 下塗り・中塗り・上塗りの3工程 | すべて明記 |
| 保証 | 年数・範囲が具体的 | 5年以上が目安 |
| 見積形式 | 「一式」でなく詳細単価 | 各工程が分解表示 |
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“最安値”で契約した人の失敗例【実話ベース】
Aさん(千葉県・築20年)
「他社より20万円安い見積もりで契約しましたが、3年で屋根が白くなり塗膜が剥がれ…。
再塗装を依頼したら、下塗りが省かれていたことが判明。」
格安見積の裏には、見た目には分からない手抜き工程が潜んでいます。
「安い=お得」と思って契約すると、結果的に再塗装費用で高くつくことも。
比較する前にやるべき3ステップ
1️⃣ 希望条件を決める
→ 耐用年数・予算・ツヤ感(艶あり/艶消し)を明確に。
2️⃣ 同一条件で3社以上から見積もりを取る
→ ヌリカエなら条件統一が自動でできる。
3️⃣ 見積書の明細を見比べる
→ 「一式」表記の業者は除外。
屋根塗装の費用を下げる5つの裏ワザ
- 外壁と同時に塗る(足場共用)
→ 約10〜15万円節約可能。 - 地元密着業者を選ぶ
→ 中間マージンがない分安くなる。 - オフシーズンを狙う
→ 1〜2月は職人の手が空いて値引き交渉が通りやすい。 - 助成金・補助金を活用
→ 遮熱・断熱塗料で自治体支援が受けられる地域も。 - 現地調査のときに屋根材を明確に伝える
→ 材質(スレート/トタン/瓦)で施工費が変わるため、誤見積防止。
よくある質問(FAQ)
Q:無料見積もりサイトって本当に無料?
→ ユーザーは無料。運営側は業者から手数料をもらう仕組みです。
※利用者に費用は一切かかりません。
Q:同じ塗料でも業者で金額が違うのはなぜ?
→ 職人の人件費・下請け構造・仕入れルートが異なるためです。
Q:保証が長い業者を選べば安心?
→ 長期保証は良いが、内容(剥離・変色対応など)を要確認。
【専門家コラム】“本当に長持ちする塗装”とは?
「高い塗料=長持ち」ではありません。
下地処理+適正塗布量+乾燥時間の確保が何より重要です。
メーカーの実験でも、
👉 「塗布量不足」では耐久年数が 最大40%短縮。
👉 「乾燥時間不足」では 密着力が半減。
つまり、“時間と手間を惜しまない施工”こそが真のコスパ。
まとめ:最安値より「適正価格+信頼」で選べ
- 最安値には理由がある(省略・すり替え・不明記)
- 適正な塗布量と工程を守る業者を選ぶ
- 比較は“条件を揃える”ことが最重要
安さに飛びつくより、「誠実な見積もり」で選ぶ。
それが、10年後も後悔しない屋根塗装の秘訣です。
筆者プロフィール
元塗料メーカーの筆者
建築塗料の開発・販売に10年以上従事。
全国の施工現場で得た実例をもとに、
「業界の裏側までわかる」塗装記事を多数執筆。
専門性と中立性を重視し、読者が“正しい判断”をできる情報発信を続けている。

