外壁塗装の見積もりが「無料」はおかしい?タダの裏にある2つの正体と、有料になるケース

この記事は約7分で読めます。

「屋根の点検、今ならキャンペーンで無料で回っています」
「見積もり作成はタダですので、まずは金額だけでも見てみませんか?」

そう言われて、素直に「ラッキー!」と思えるでしょうか?
むしろ、「タダより高いものはない。後で恩を着せられて、高額な契約を迫られるのでは?」と警戒するのが、賢明な消費者の感覚です。

その直感は、半分正解で、半分間違いです。

塗装業界における「無料」には、「危険な無料(撒き餌)」「安全な無料(広告モデル)」の2種類が明確に存在します。

この記事では、元塗料メーカーの視点で、業者がタダ働きをしてまで見積もりを出したがる「集金システムの裏側」と、プロしか知らない「逆にお金がかかる(有料)見積もり」の実例まで、業界の常識をすべて公開します。

1. 警戒レベルMAX!「危険な無料」=訪問販売の点検商法

まず、絶対に避けるべきなのが、向こうからやってくるタイプの「無料」です。
突然インターホンを押してくる業者が、なぜガソリン代と人件費をかけてまで、あなたの家を無料で見ようとするのか。

それは、あなたに親切にするためではなく、「不安」という商品を売りつけるためです。

【点検商法の手口(悪用厳禁)】

  1. 無料の口実:「近くで工事をしていて、お宅の屋根が浮いているのが見えた」と接近。
  2. 証拠の捏造:屋根に登り、ハンマーで瓦を割ったり、別の家のひび割れ写真を見せる(※逮捕者も出ています)。
  3. 恐怖の植え付け:「このままだと雨漏りで柱が腐る」と脅す。
  4. 恩の押し売り:「今契約してくれたら、点検費も足場代も無料にします」とクロージング。

この場合の「無料」は、高額な工事契約を取るための「撒き餌」に過ぎません。
最終的な請求額(通常より50〜100万円高い)の中に、営業マンの歩合給と点検コストがしっかり上乗せされています。

2. 利用してOKな「安全な無料」=一括見積もりサービス

一方で、当サイトでも紹介している「一括見積もりサイト(ヌリカエなど)」も、利用料は無料です。
「こっちは怪しくないの? 誰かが損をしているのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、これは「仕組み(誰がお金を払っているか)」が全く異なります。
怪しい裏があるわけではなく、Googleや民放テレビと同じ「広告モデル」で成り立っているからです。

ビジネスモデルの比較図(お金の流れ)

種類 訪問販売の「無料」 一括見積もりの「無料」
費用の負担者 あなた
(契約金に営業コストが上乗せされる)
加盟店(業者)
(紹介料として運営に支払う)
業者の目的 その場で即決契約させること 見込み客とマッチングすること
(チラシを配る代わり)
断りやすさ × 困難
(居座られる)
◎ 容易
(システムでお断り代行可)
似ているサービス キャッチセールス SUUMO、保険の窓口、YouTube
(利用者は無料、スポンサーが払う)

一括見積もりサイトに登録している業者は、「自分たちで営業マンを雇って飛び込み営業をする」代わりに、「紹介料を払って、効率よくお客様を紹介してもらう」という選択をしています。

つまり、あなたが無料で使えるのは、「業者があなたの代わりにシステム利用料を負担してくれているから」なのです。
これは健全なビジネス取引であり、裏で個人情報が売買されているといった類のものではありません。

3. 【プロの豆知識】逆に見積もりが「有料」になるレアケース

ちなみに、塗装業界には「見積もりだけでお金を取られる(有料)」ケースも存在します。
これを知っておくと、無料のありがたみが分かります。

  • ① 雨漏りの詳細調査(散水試験など)
    原因を特定するために足場を組んだり水を撒いたりする場合、5万〜10万円の費用が発生します。これを「無料」と言う業者は、手抜き調査の可能性が高いです。
  • ② 保険請求・裁判用の見積もり作成
    「工事をする気はないけど、保険金をもらうために見積書だけ欲しい」という場合、業者は事務手数料(見積額の10%など)を請求することがあります。

逆に言えば、「純粋にリフォームを検討している場合」の相見積もりは、堂々と無料で利用して良い権利なのです。

4. 【ちゃぶ台返し】ただし、「無料」だからといって油断は禁物です

仕組みが分かって安心されたかもしれませんが、ここで一つ注意点があります。

⚠️ 「比較」しないと、適正価格は一生わかりません

いくら安全なサービスでも、1社だけの見積もりを見て「はい、お願いします」と決めるのは危険です。
業者によって「得意な塗料」も違えば、「利益設定」も違うからです。

無料サービスの正しい使い方は、「ノーリスクで複数のプロを呼び寄せ、競争させること」です。
「他社とも比べています」と伝えるだけで、業者は最初から本気の適正価格を出さざるを得なくなります。

安全な「無料」を使って、我が家の相場を知る

当サイトが推奨する「ヌリカエ」は、厳しい審査を通過した優良業者のみが参加するプラットフォームです。
訪問販売のような押し売りはなく、あくまで「比較検討」のためのツールとして設計されています。

「まだ工事するか決めていないけど、相場だけ知りたい」
そんな段階での利用も公式に認められています。

入力はたったの4項目(60秒で完了)
嫌な業者は「お断り代行」でブロック
訪問販売の価格チェックにも最適

※ しつこい電話勧誘はありません。

5. まとめ:「タダ」の意味を理解すれば、賢く使える

「無料点検」という言葉で近づいてくる訪問販売には注意が必要ですが、「無料見積もりサービス」は、あなたが賢く業者を選ぶための強力な武器になります。

費用は業者が負担してくれています。遠慮なく活用して、あなたの家の適正価格を見極めてください。


>> 優良業者の中から最安値をチェックする

タイトルとURLをコピーしました