外壁塗装は住宅の寿命を延ばすために欠かせない工事ですが、業者や塗料の選び方を間違えると、数年で再塗装が必要になることもあります。ここでは、外壁塗装を依頼する前に必ず確認すべき5つのポイントを解説します。
1. 相見積もりを取る
1社だけの見積もりでは、相場を正確に判断できません。
最低でも3社から見積もりを取り、塗料・工程・保証内容を比較しましょう。
同じ塗料でも「メーカー名」「塗布量」「下塗りの有無」で価格が変わります。
2. 使用塗料の種類と性能を理解する
塗料にはアクリル、シリコン、フッ素、無機などがあります。
安さだけで選ばず、「耐用年数×単価」でコスパを考えることが重要です。
| 塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
|---|---|---|
| アクリル | 約5〜7年 | 安価だが短寿命 |
| シリコン | 約10〜12年 | コスパが高い |
| フッ素 | 約15〜20年 | 耐久・防汚性に優れる |
| 無機 | 約20〜25年 | 紫外線・熱に強い最高級塗料 |
3. 保証内容を確認する
優良業者は「メーカー保証+施工保証」の2本立てを用意しています。
保証期間は塗料の耐用年数の半分程度が目安(例:耐用15年→保証7年)。
「雨漏り保証」や「剥がれ保証」が含まれるかもチェックしましょう。
4. 下地処理をどこまで行うか
外壁塗装は「塗る」よりも「整える」工程が重要です。
ひび割れ補修・高圧洗浄・ケレン処理などの下地処理を怠ると、
どんな高級塗料でも数年で剥がれてしまいます。
5. 契約前に工程表をもらう
工程表とは「何日目にどの作業を行うか」をまとめたスケジュール表です。
作業日数は通常10〜14日。
天候による延期もあるため、柔軟に対応してくれる業者を選びましょう。
まとめ
外壁塗装は「業者任せ」にせず、施主側も最低限の知識を持つことが成功のカギです。
信頼できる業者を見極め、長持ちする塗装を実現しましょう。
